2021.7.17:ウイルス(細菌)情報と予防対策

ウィズ・コロナ方針の大失敗。ウイルスの性質と動きを考えた対策をすべきでした。

予想通りの時期に感染急増

前回のレポートで真の感染形態について説明しましたが、そこに書いた通りにエアコンをつけ始めて換気をやめてから感染者数が反転上昇をしてきました。 去年ですとこのまま感染者が増えて人々が警戒すれば頭打ちになっていましたが、今年はデルタ株という新たな要素が加わっているので楽観視できません。

レポートでデルタ株の状況を予測しましたが、その予測通りの事象が発生しています。

「たった14秒の接触で感染」…デルタ変異ウイルスは速くて強い

トイレに14秒一緒にいただけで感染していました。レポートでそれを予測できたのは、記載した通りデルタ株は量が多いために短時間で人間の免疫力を上回るウイルスが体内に入るからという、ウイルスの動きに注目しているからです。

飛沫感染しているという嘘はもう通用しない

このトイレの一件も飛沫で手指から感染でどうやって説明できるでしょうか?
CDCは接触から感染することはまずありえなく、空気感染対策をすべきと発表しています。

レポートで書いたように、これまで一度も飛沫の接触で感染した事例はありません。手指にウイルスがついていたこともありません。飛沫で感染したことが一度もないのに、飛沫感染しかありえないという間違った対策でここまで来てしまいました。
ウイルスがなぜ肺にいるのかを考えれば、ウイルスの特性はすぐにわかります。

マスクの表面にウイルスが… 専門家の根拠ない想像が事実として報道されてしまっている問題

近年、専門家として多くの人が取り上げられるようになりました。コロナにおいても専門家の発言が正しい情報として報道されてきました。しかしながら少なからずその内容は正しくないことがあり、やはり専門家という肩書の方が話すことよりも、実際に起きていることや根拠のあることの方が重要だと認識しています。
マスクの表面にはウイルスが付着しているという内容は専門家の方が想像で話したことですが、それが事実として報道され、マスク入れを配布する店舗があるなどのマスク表面対策が広まりました。 しかしマスクの表面からウイルスが検出された事例は一例もなく、専門家の方が空想で語ったにすぎません。
電車のつり革で感染拡大も同様です。そういう事実は一つもありません。何が何でも飛沫接触感染にしたい考えなのでしょうか。

一方、空気感染については断固否定してきました。専門家によっては、エアロゾル感染であって空気感染ではないという間違った主張をされる専門家もいらっしゃいました。これは完全な間違いで、日本の感染学会でも定義していますし国際的な定義も同じで、エアロゾルとはウイルスなどの物質が空気中に舞うような状態のことを言い、エアロゾル状態の空気を吸い込むことで感染することを空気感染と呼びます。
CDCは物の表面を介した感染は考えられなく空気感染対策をするように呼び掛けています。しかし日本ではなぜかCDCの発表とは違うことを専門家が訴えています。なぜなのでしょう、理解できません。

ウイルスも生物。生き残りをかけて進化して強力になる

人間には免疫力があって、外敵であるウイルスを攻撃して排除します。そしてその戦いの中でウイルスの特性を覚えて免疫力を強化する進化をします。
立場を入れ替えてウイルス側の視点で考えてみましょう。ウイルスは単独では生きていけなくて、人間に寄生することで生命を維持できます。人間に寄生するにあたって外敵は人間の免疫力です。免疫力の攻撃を受けることで免疫力の特性を覚えて、ウイルスは免疫力の回避方法を覚えて進化します。 瀕死のウイルスは覚えた回避方法を携えて肺から飛び立ち新しい人間の中に入り込み、進化して人間の免疫力と戦います。
これがウイルスが変異して強力になる仕組みです。人間の免疫力とウイルスの回避と、互いに進化して強力になっていきます。

ワクチン未接種者が急速に感染してしまう理由

上記のようにウイルスは人間の間を転々としながら進化していって強力になっていきます。ウイルスの外敵の一つはワクチンです。ウイルスはワクチンに負けないように進化をします。そこまで強力に進化したウイルスがワクチン未接種者の免疫力を突破することは容易です。
それがワクチン未接種者が急速に感染している理由だと考えます。

ウイルスは新しい宿主にたどり着けないと自滅する

ウイルスは人間に寄生しないと生きていけません。ウイルスが免疫力にやられても全滅しますし、ウイルスが免疫力に勝って人間を殺しても全滅します。ウイルスにとって大事なのは、新しい宿主の人間に次々と転移していくことです。この流れを止められた時点でウイルスはこの世から消滅してしまいます。

ウィズ・コロナ。これはウイルスに新しい寄生先の人間を常に提供する方法です。前記のように、ウイルスはウィズコロナによって寄生先の人間は近くにたくさんいますので、次々と人間に感染して進化しながら強力になっていきます。
ウイルスにとって一番困るのは新しい寄生先がないことです。寄生先がないウイルスは、やがて免疫力やられて全滅することになります。

ウィズ・コロナではなく、ステイホーム、ステイアローン

ウイルスの立場に立って考えれば、一番困るのはステイホームされて、新しい寄生先を絶たれることです。どんなに進化しても、新しい寄生先がなければ全滅しかないのです。

日本だけでなく世界は、空気感染の認識をもって、ステイホーム、ステイアローンを実行すればコロナは2週間でこの世から消えます。
インドのニュースを見れば、感染者をいたわって多くの家族が付き添って病院に行っています。そこはもう空気がウイルスだらけですから、付き添ってる人も皆感染してしまいます。
寄り添って生きていくのが人間ですが、ウイルスの特性をよく認識して、ウイルスによって一番困る方法をとるべきでしょう。

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