2021.9.4:PM2.5情報と予防対策
空気感染対策はPM2.5対策と同じ方法
空気感染対策はPM2.5対策と同じ?
ようやく新型コロナウイルスは空気感染であると日本でも認知されてきました。飛沫接触感染であるという間違った情報が流されていたために手指のアルコール消毒やアクリルパーティションという効果のないことをやってしまい、対策努力の効果がありませんでした。
では、どうすれば空気感染を予防できるのでしょうか?
空気感染はどうすれば対策できるのか?
新型コロナウイルスを殺そうと薬剤を自分の身体に付けたり吸い込んでしまっては、身体を守る常在菌を殺して免疫力を失ってしまい、感染の危険が増します。ウイルスから私たちの身体を守ってくれているのは身体の内外を覆っている菌たちなのです。
空気感染対策は基本的にPM2.5と同じです。PM2.5で病気になるのもウイルスに感染するのも、身体の持つ免疫力という抵抗力が防げる敵の数かどうかということです。PM2.5も新型コロナウイルスも少々吸い込んでも免疫力がやっつけてくれます。しかし量が多ければ免疫力が打ち負かされて侵入されてしまいます。吸い込む量を減らすことが空気感染対策の基本になります。
では打ち負かされてしまう量はどれくらいなのか。免疫力には個人差がありますし、日によっても変わってきます。これが同じ場所にいても感染してしまう人と何ともない人の差になります。免疫力を上げるための食事や健康管理はとても重要ですが、ここでは空気感染対策について説明いたします。
新型コロナウイルスは感染力が強く、さらにデルタ株は感染力がとても強いと言われています。ウイルスが進化して感染しやすい形状に代わり、さらに数も100倍と言われています。感染者が吐く呼吸に乗ってウイルスが放出されるわけですが、その量が100倍ということです。当然周囲の人が吸い込むウイルス量も格段に増えるため、あっという間に感染してしまうということです。
同時に大量のウイルスが入ってくると免疫力が追いつかない
免疫力はウイルスを瞬間に殺せるわけではありません。時間がかかります。ですから大量のウイルスに襲われたら退治することが間に合わず、体内に侵入されてしまいます。野生の世界でも王者ライオンですらハイエナの群れに襲われれば倒されてしまいます。
つまり吸い込むウイルス量を極力減らすことが一番の対策になります。数が100倍と言われるデルタ株はなおさらです。今までは距離をとっていれば感染してしまう量のウイルスを吸い込むことがなかったのに、デルタ株では同じ対策では感染する量のウイルスを吸い込んでしまう。
これが今、感染対策が通用しないと騒がれている理由です。
デルタ株には複合対策、感染対策の合わせ技が必要
デルタ株は量が多いので、今まで以上に吸い込む量を減らさないといけません。マスクをしていれば大丈夫など、1つの対策では不十分になってきています。
感染対策の合わせ技。これが重要になってきます。
①距離をとる ・・・ ウイルスはタバコの煙のように広がっていきます。感染者との距離をとることで吸い込むウイルス量を減らします。誰が感染者なのかわかりませんから、他人と距離をとるということです。人とすれ違う時も距離をとってください。
②不織布マスクをつける・・・マスクによりウイルスを網目にひっかけて吸い込む量を減らします。ウレタンマスクは全く意味がないのですべての人が使わないことが必要です。布マスクには性能差があり、効果の有無については呼吸がしやすければ効果なし、呼吸がしにくくなれば効果ありと判断できます。またマスクをしていない人の近くやその人の歩いた場所、同じ室内空間にいるのは大変危険ですから逃げましょう。
③ママイオンを身につける・・・ママイオンは放射型イオン発生器で浮遊物にくっついて落とす効果があります。香港消費者センターが各社のイオン発生器を調査してママイオンは圧倒的な高性能を評価されましたが、その検査項目にあるPM2.5除去性能こそがウイルスの削減量と同等ということになります。イオンはウイルス、細菌、PM2.5の区別なく浮遊物に貼りつきます。
距離をとって周囲のウイルス量を減らし、ママイオンで口鼻周りのウイルス量を減らし、不織布マスクで吸い込む量を減らすという複合対策です。1つの対策では防げないデルタ株は対策の合わせ技で勝ちに行くことが大切です。