2021.6.13:ウイルス(細菌)情報と予防対策
手指のアルコール消毒は逆効果
手指をアルコール消毒しても、その効果は数秒だけ
一番解せないことは政府が義務付けている手指のアルコール消毒です。
前述の通り、ウイルス感染者の手指からウイルスが検出された事例はありません。ウイルスは感染者の肺から排出されるもので、手指からは出てきません。
ですから手指のアルコール消毒を徹底しても感染が全く減らないですし、徹底している店でもクラスターが発生しています。
アルコール消毒というのは、濡れている数秒間だけ効果があるものです。入店時に手指をアルコール消毒しても、その効果は数秒だけです。
しかしその数秒で、アルコール消毒により手指にある皮脂と常在菌という保護膜は一瞬で全滅して、皮膚細胞が無防備でむき出しになります。この状態でウイルスが付着すれば容易に細胞内に入り感染してしまいます。
手指の保護膜は、例えれば白木の床のワックスです。ワックスのきいた床にソースをこぼしても簡単に拭き取れます。しかしワックスを剥がした床にソースを垂らせば、白木の中までソースが入り込み拭いても取れません。
アルコール消毒とは、このように床のワックスを剥がして無防備にするように、手指を無防備にすることです。
アルコール消毒しても、しばらくたつと皮脂や常在菌が再生します。しかし、1日に何度もアルコール消毒すると、この再生が追いつかなくなります。アルコール消毒すると指がガサガサになります。この状態が皮脂や常在菌が剥がれた状態です。
アルコール消毒は、数秒間だけ効果があり、その後しばらく皮膚細胞を無防備にして感染リスクを高めるというもので、逆効果でしかありません。
もしも接触感染があるとすれば、それは手指をアルコール消毒をしたためと考えられます。