2021.6.14:ウイルス(細菌)情報と予防対策

実験や検証から、コロナ対策はどうするべきなのか

空気感染と空間除菌

空気感染ときけば、すぐに空間除菌だという話が出てきますが、それには注意が必要です。

空間除菌の危険性

アルコールで説明しましたが、皮膚についたウイルスを殺そうとしてアルコールをつければ、ウイルスは死にますが同時に皮膚の常在菌も死に、身体の免疫力がなくなります。
同様に空間に除菌剤を撒けば、ウイルスが死ぬと同時に人間の呼吸器もダメージを受けます。実際に市販の空間除菌剤で喘息になる例は発生していて注意が呼びかけられています。

除菌剤は爆弾です。敵と一緒にいるのに爆弾を使ったら一緒にいる自分もやられます。
空間除菌が使用できるのは人間がいない時だけです。

空間除菌の効果

ウイルスが死ぬほどの強力な薬剤では菌は全滅します。常在菌が減れば免疫力が下がりますので、ウイルスに感染しやすくなります。空間除菌の中にいることは感染リスクを高めるので逆効果です。

空間除菌すべき場所と状況

ただし例外があります。病院の待合室などで空間除菌をすることは有効です。感染者が入室してきても、ウイルスは徐々に出していきますので、それを少しでも弱らせることで感染力を下げることができます。短時間であれば常在菌が全滅しても、待合室から出れば常在菌が少しずつ回復していきます。 一方、看護師が長時間そこにいるのは危険です。空間除菌は短時間の滞在のみ安全で、長時間いると危険です。

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