やっと授かった赤ちゃんと、ママの決意

不妊治療を続けていた妹に、3度目のチャンスで授かった赤ちゃん。期待に胸を膨らませる一方で、厳しい表情を浮かべる彼女の姿がありました。2度の失敗を経験した彼女の中には、強い使命感と責任感が宿っていたのです。
そんな大切な時期に、彼女を襲ったのが深刻な花粉症でした。目からは涙が溢れ、鼻はズルズルで息もままならない状態。「少しくらい薬を」と勧めても、赤ちゃんへの影響を考え、固く服薬を拒みました。そこには、母親となる覚悟と、これから生まれてくる子を守りたいという強い愛情がありました。

これが、mamaionの原点です。「誰のために、何を作るのか」。私たちは製品開発の際、常にこの問いを投げかけます。そして今回、その答えは明確でした。薬を使えない妊婦さんたちの笑顔のために―。そんな想いを込めて、製品名を「ママイオン」と名付けたのです。

衛生仮説との出会い

開発を進める中で、私たちは「衛生仮説（Hygiene Hypothesis）」という概念に出会いました。
現代の過剰な除菌が、かえって人間の免疫機能の発達を妨げ、アレルギーやアトピーの増加につながっているという考え方です。

人間の体には数百兆個の常在菌が存在し、これらが免疫を訓練し、健康を維持する役割を果たしています。
しかし、除菌剤や化学物質の過剰使用により、この大切なバランスが崩れ、かえって病原菌への抵抗力が低下してしまうことがあるのです。

「すべての菌を取り除くことが本当に良いことなのか？」

この問いに向き合ったとき、私たちの目指すべき方向が明確になりました。
それは、「有害物質は取り除きつつ、人体に必要な環境は守ること」 でした。

オゾンゼロ技術の確立までの苦労

イオンの力を活用することで、花粉やPM2.5を除去する技術にたどり着きました。しかし、ここで大きな壁が立ちはだかります。

「イオンを発生させると、必ずオゾンが発生してしまう」

これは当時の常識でした。オゾンは強力な酸化作用を持ち、除菌・脱臭に使われる一方で、発がん性物質でもあり人体への悪影響が指摘されています。
特に、妊婦や赤ちゃんには、微量でも健康リスクを無視することはできません。
しかし、市販のイオン発生装置の多くは、このオゾンの特性を逆に利用し、「除菌効果がある」として販売されていました。除菌はどんどんやるべきだという認識が常識化してしまい、除菌製品が溢れるようになっていました。

私たちは考えました。「商品が簡単に売れるから除菌製品を作るべきなのか？ 世の除菌ブームに逆らっても赤ちゃんやママが安心して使える製品をつくるべきだろう。」

そして、研究を重ねた末にたどり着いたのが、「オゾンを発生させずに、イオンだけを作り出す技術」 でした。
この技術を確立するまでには、何度も試作と失敗を繰り返しました。
しかし、私たちは「絶対に安全な空気清浄技術を作る」という信念を曲げることはありませんでした。

そしてついに、世界初の「非除菌イオン式空気清浄機」 mamaionが誕生しました。

「全ての子供を守りたい」という思い

mamaionは、公的試験で圧倒的な性能を証明し、No.1の評価を獲得しました。
研究開発には多くの時間とコストがかかりましたので、通常であれば、高性能＝高価格 という戦略をとるのが一般的です。

しかし、私たちは「すべての子供が守られるべき」という想いを強く持っていました。
現代の社会では、子育てにかかる費用が年々増加しています。
私たちは、mamaionが限られた一部の人のものではなく、多くの家庭にとって手に届く存在であるべきだと考えました。

この想いを実現するために、私たちは可能な限りの低価格で販売することにしました。
その結果、公的試験の結果が示すように、「最高性能でありながら、最低価格の製品」 を実現することができました。

子供の健康を守ることに、経済的な壁があってはならない。それが、私たちがmamaionを低価格で販売する理由です。

すべての家族に、安心と安全を

そして、これからもmamaionは、「安心して深呼吸できる未来」 をすべての家族に届けていきます。