なぜ「非除菌」でなければならないのか?

~ 空間除菌の危険な誤解と、本当に必要な空気清浄の仕組み ~

空間除菌信仰の落とし穴

新型コロナウイルスの流行以降、空間除菌が広く普及していますが、これは危険な誤解に基づいています。空間除菌剤は、まさに「敵味方の区別のない爆弾」です。例えば、アルコールで手指の消毒を行うと、確かにウイルスは死滅しますが、同時に皮膚の常在菌も死滅させ、身体の免疫力を低下させてしまいます。空間除菌も同じ原理です。空間に除菌剤を撒くことで、ウイルスは死滅するかもしれませんが、同時に人間の呼吸器にもダメージを与えてしまいます。

特に深刻なのが、イオン式空気清浄機やイオン発生器から放出されるオゾンの問題です。オゾンは活性酸素の一種で、強い殺菌力と同時に強い毒性を持っています。WHO(世界保健機関)の報告によると、オゾンの長期暴露は肺機能の低下や喘息症状の悪化と関連していることが指摘されています。実際に、市販の空間除菌剤の使用で喘息を発症するケースも報告されています。

常在菌が担う私たちの健康

人体には約100兆個もの微生物が存在し、その大半が有益な常在菌です。皮膚の常在菌は皮膚表面のpHを弱酸性に保ち、病原菌の増殖を抑制します。また、腸内細菌は消化を助けるだけでなく、免疫細胞の約60-70%を活性化させる重要な働きをしています。

2023年の国際微生物学会誌の研究では、過度な除菌による常在菌の減少が、特に子どもの免疫系の発達に悪影響を及ぼす可能性が報告されています。常在菌が減少すると、アトピー性皮膚炎の悪化や気管支喘息の発症リスクが上昇するなど、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。

空気清浄に本当に必要なこと

私たちに本当に必要なのは、「菌やウイルスを殺す」ことではなく、「有害物質を吸い込まない」ことです。さらにPM2.5は菌ではないため、除菌には何の意味もありません。必要なことは、単に吸い込まないように物理的に除去すれば十分なのです。

米国環境保護庁(EPA)の研究でも、空気清浄において重要なのは、浮遊している有害物質(細菌、アレルゲン、花粉、ウイルス)の吸入量を減らすことであり、床や壁に付着している細菌や、自分の身体に必須な常在菌を殺すことではないと指摘されています。

ママイオンが実証した新しい選択

ママイオンは2011年、オゾンを発生させずにイオンを発生させる画期的な技術を確立しました。これにより、赤ちゃんのそばでも、長時間使用しても、常在菌を破壊せずに安全に使用できる製品の開発に成功しました。

外部の専門検査機関による浮遊菌の除去試験では、除菌イオン発生器と比較してもママイオンの方が高い除去能力を示しました。これは、「殺す」のではなく「除去する」という発想の転換が、より効果的な空気清浄を実現できることを実証しています。独自開発のフィルター技術により、PM2.5やウイルス、有害物質を物理的に除去しながら、beneficial bacteria(有益な細菌)は保持する設計により、特に免疫系が発達段階にある乳幼児や、免疫力が低下しがちな高齢者でも安心して使える空気清浄を実現しているのです。

空間除菌に頼ることは、短期的には安心感を得られるかもしれません。しかし、長期的な健康を考えると、むしろリスクを高める結果になりかねません。本当に必要なのは、人体に有害な物質のみを選択的に除去し、私たちの健康を支える常在菌との共生を維持する「非除菌」の考え方なのです。


ウイルス・細菌・PM2.5のサイズと除去メカニズム

空気中の有害物質とそのサイズによる挙動

空気中の有害物質は、そのサイズによって挙動が大きく異なります。ウイルスは約0.1μm(100nm)、細菌は0.5~5μm(500~5000nm)、そしてPM2.5は2.5μm以下と、それぞれ特徴的なサイズを持っています。これらは単独で存在するだけでなく、0.1~5μmの範囲で浮遊微粒子(エアロゾル)として存在することも多いのです。

グラフが示すように、2.5μm以上の花粉や大きな細菌は、重力の影響で自然に落下していきます。しかし、PM2.5やウイルスなどの微小粒子は非常に軽いため、自然落下しにくく、空気中に長時間浮遊し続けます。特にウイルスは単体で浮遊するのではなく、他の微粒子と結びついた状態で存在することが特徴です。

マイナスイオンによる物理的除去の効果

注目すべきは、粒子が小さければ小さいほど、イオンによる除去効果が高まるという事実です。グラフを見ると、2.5μm以下の微小粒子において、ママイオンによる除去速度が著しく速くなっています。これは、マイナスイオンの電気的な力が、小さな粒子ほど効果的に作用するためです。

マイナスイオンは微粒子に付着することで、周囲の粒子と結合を促進し、より大きな塊として落下させます。この物理的なプロセスは、対象がウイルス(0.1μm)であってもPM2.5(2.5μm以下)であっても同様に機能します。つまり、「殺す」のではなく「くっつけて落とす」というシンプルな方法で、あらゆる微小粒子を効果的に除去できるのです。

特に自然落下しにくい微小粒子に対して高い除去効果を示すことは、グラフからも明確です。2.5μm以下の粒子に対して、ママイオンは短時間で急速な除去効果を発揮しています。これは、イオンによる電子の力が粒子を効率的に吸着させ、サイズや種類を問わず除去できることを実証しています。この技術により、空気中の有害物質を安全かつ効果的に除去することが可能となったのです。


全国ネットのテレビ報道番組での実証実験

~ TBS『Nスタ』が実証したPM2.5除去の驚くべき効果 ~

テレビ報道で可視化された除去効果

TBSテレビの報道番組『Nスタ』で、ママイオンのPM2.5除去効果が科学的に検証されました。実験ではPM2.5の代表例として、タバコの煙を使用。密閉容器内に10秒間煙を充満させ、ママイオンの効果を検証しました。その結果、白い煙がイオン発生口から外方向に押し出され、回転しながら徐々に消失。わずか40秒で目視できないレベルまで除去されました。さらに、実験後の容器の下に敷いていた白い紙には、イオンによって吸着・落下した煙の成分が黄色く着色され、除去のメカニズムが視覚的に証明されました。

驚異的な数値で証明された除去性能

PM2.5測定器を用いた定量的な検証では、さらに衝撃的な結果が明らかになりました。タバコの煙によって発生したPM2.5は150mg/m³(150,000μg/m³)という驚異的な濃度を記録。これは北京の大気汚染の約300倍、日本の環境基準値の4,000倍以上に相当します。

ママイオンを作動させると、この極めて高濃度のPM2.5を、わずか数十秒で0.653mg/m³まで低減。最終的には当初の1/1000程度まで除去することに成功しました。この結果は、オゾンを発生させることなく、イオンの力だけで浮遊粒子を除去するママイオン独自の技術の有効性を、科学的に実証したものとして高く評価されました。

→ TBSテレビ報道番組「 Nスタ」でママイオンが取り上げられました。


公的機関(香港消費者委)の試験結果

~ 10製品の性能比較で実証された圧倒的な除去効力 ~

厳密な試験で証明された突出した性能

香港消費者委員会が実施した携帯型イオン発生器の性能試験で、ママイオンの優位性が明確に示されました。PM2.5や新型コロナウイルスへの関心の高まりを受けて実施された本試験では、市販の10製品を対象に厳密な比較検証が行われました。その結果、ママイオンは他社製品と比較して最大26倍もの性能差を示し、特に同じ日本製の製品と比較しても20倍以上の除去能力を実証しました。

注目すべきは、3㎥という大空間での試験でこの結果を残しながら、価格は他社製品の半分以下という点です。データが示すように、ママイオンは5秒間でPM2.5を53.1%も除去。これは2位の製品(44.8%)を大きく引き離し、最下位の製品(2.3%)とは圧倒的な差をつける結果となりました。

15年の研究開発が生んだ放射型イオン技術

この卓越した性能の秘密は、12年にわたる研究開発で確立された独自の放射型イオン発生技術にあります。一般的なイオン発生器は、発生口に測定器を密着させた場合のみイオンが検出されるのに対し、ママイオンは離れた位置でもイオンを検出可能。これは、イオンが外側に向かって強く放射される特性を持つためです。

バッテリー駆動時でも極めて高いイオン発生能力を維持できる点も、携帯型製品として特筆すべき特長です。この技術により、目鼻周りの空間における浮遊物の迅速な除去を実現。PM2.5だけでなく、花粉やウイルス、細菌など、あらゆる浮遊物に対して同様の効果を発揮します。

香港消費者委員会の試験結果は、ママイオンが掲げてきた「非除菌による安全な空気清浄」という方向性の正しさを、公的機関による厳密な検証によって実証したと言えるでしょう。

→ 香港消費者委が有害浮遊物除去試験をおこない26倍の性能差が実証されたイオン発生器「ママイオン」


高額な製品を含めて多くの製品の性能が出ない理由

香港消費者委の試験で比較された製品だけでなく、とても高額な製品であってもイオンが出ていない製品は少なくありません。当社でも取り扱っているイオン測定器で調べれば簡単に判別できます。

他の製品にもイオン発生部品が付いているのに、なぜイオンが出ないのか?
イオンとは原子が電荷を帯びてマイナスに偏った不安定状態のことです。中和して安定状態になろうと近くの物質にくっつく性質があり、mamaionはこれを利用して空気中の浮遊物にくっついて落としています。
しかしイオンに関する技術がないとうまく放出されず、発生したイオンが発生口そのものにくっついてしまい放出されません。そのため空気中にはイオンが出ず、当然試験結果のようにPM2.5の除去もできません。これらの製品はイオン測定器で調べるとイオンは測定されませんが、放出口にくっつけるとイオンが検出され、イオンが発生されても放出口に留まって放出されていないことを確認することができます。

あり得ないイオン発生機

まず、金属のボディのイオン発生機はありえません。百万円近い製品を検証したことがありますが、イオンは全く出ていませんでした。イオンは電荷的に不安定で、一番安定させる材質が金属、次に水分です。mamaionの技術をもっても金属ボディでイオンを放出することは不可能です。
次の水分ですが、これも電荷を中和する特性を持っていますから、イオン発生機能付き加湿器という製品もあり得ません。発生したイオンは瞬間で加湿器の水分に奪われます。もちろん加湿器としては問題なく動作します。
部屋中にイオンが広がることもあり得ません。イオンはすぐに物質に貼りついて中和しますので、2秒程度しかイオン状態が続きません。mamaionが首にかけて20~30cmの効果をうたっているのは科学的根拠に基づいています。大手メーカーの有名製品もイオン数値は30cmでの数値と記載しています。空気中の浮遊物よりも大量のマイナス電荷を放出すればもう少し長く持たせることができますが、そのような電荷を出すと電波障害や電子機器の故障につながりますので危険です。


新型コロナなどウイルスは空気感染が主たる経路

実証実験から見えてきた感染メカニズムの真実

従来説への疑問

新型コロナウイルスの感染経路について、政府や専門家は当初から「飛沫感染と接触感染」を主張してきました。しかし、感染者60万人以上を対象とした調査でも、手指からウイルスが検出された例は1件もありません。さらに、飛沫や接触による感染を実証した事例も報告されていないのです。

これは重大な事実を示唆しています。現在の感染対策の多くが、実証されていない仮説に基づいて実施されているということです。アルコール消毒の徹底やアクリルパーテーションの設置といった対策が、十分な効果を発揮していない理由もここにあります。

空気感染を示す具体的な証拠

様々な感染事例を詳しく分析すると、空気感染でしか説明できないケースが多数存在します:

  • 飛行機内での感染では、離れた座席の乗客にまで感染が広がっています
  • エレベーター内での感染は、短時間の乗車でも発生
  • スナックやカラオケボックスなど、換気の悪い密閉空間での集団感染
  • ホテルでの階をまたいだ感染事例

これらの事例は、ウイルスが空気中を浮遊して感染を引き起こしていることを示しています。

ウイルスの物理的特性

新型コロナウイルスは約0.1μmという極めて小さなサイズを持ち、単独ではなく微細な水滴(エアロゾル)に包まれて空気中を漂います。この特性により、通常の呼吸でも放出され、特に密閉空間では長時間浮遊し続けることが可能です。

この事実は、現行の感染対策の限界を示しています。1メートルの距離を保つ、アクリル板で仕切るといった対策では、空気中を自由に移動するウイルスを防ぐことはできないのです。一方、マスクの着用は有効ですが、それでも完全な防御は難しく、特に長時間の滞在や密閉空間では感染リスクが高まります。

空気感染が主たる経路であることを認識し、それに応じた適切な対策(効果的な換気、空気清浄技術の活用など)を実施することが、感染拡大防止への重要な鍵となるのです。